モノづくり日本
テレビは時代によって様々な傾向があると思います。
最近よく見るのが日本のモノづくりに注意が向けられた番組です。
もともと日本人は器用でこだわりが強いのでいいものを作りますが、それでも世界との価格競争で厳しい戦いを強いられてきました。
私自身眼鏡を愛用していますが、ここ十年くらい中国産の安い眼鏡が市場に増え、メガネの相場価格が大きく下がりました。
安くなったことで消費者にとってはうれしいことですが、国内産業にとっては大きなダメージです。
価格では勝てません。
そんな中である大手の眼鏡業者は圧倒的な付加価値のついた眼鏡を開発することに成功し、高級眼鏡で世界に知られています。
付加価値をつけて値段をあげるというのは簡単ではありません。
そして、さらに医療器具で世界を狙っているというのですからすごい話です。
眼鏡を作る技術を使って精密な医療器具を作るのです。
例えば脳神経外科が使う小さなハサミですが、従来品であれば20グラムだった重さを10グラムにしました。
重さを半分にするのはすごいことです。
眼鏡であれば、国や地域、男女の違い、年齢などによりたくさんの種類が求められますが、医療器具はそのような変化が少ないので認められれば世界で使われる確率が高くなります。
転職でモノづくりを始める人もいるかもしれません。
もちろん、職人と言われる世界に飛び込んで技術を身につけるには相当の努力が求められるかもしれません。
それでも、挑戦する価値はあるかもしれません。